米市場の連休中に中東情勢は一段と緊迫化したが、原油相場の反応は鈍い。紅海の船 舶航行の安全性が一段と損なわれる中、シェルが無制限で紅海ルートの使用を停止する 方針を示すなど、原油流通には混乱が生じている。イエメンのフーシ派は米英の攻撃に 対して報復を宣言しており、混乱状態は深刻化・長期化しやすい。ただし、現時点での 「実害」としては、中東から欧州向け原油輸送に10日程度の遅れと追加費用が掛かる だけであり、欧州地区で原油供給が不足している訳ではない。米英の攻撃直後には一時 75ドル台に乗せたが、瞬間的な値動きに留まっている。地政学リスクは下値サポート 要因との評価に留まる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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