プラチナ市況=プラチナは反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,625    -29     9,621   -45  : 2,020.78    -0.72
銀          106.7    0.0     107.5  -2.3  : 2,215.00   -51.00
プラチナ     4,289    -62     4,293   -53  :   900.32   -10.81
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   940.74    +1.64
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.04   -0.66  ユーロ・ドル相場   1.0901  +0.0022
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安と円高
を受けて売り優勢で始まったのち、円高が進んだが、ドル建て現物相場の堅調が下支え
になった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて軟調となった。パラジ
ウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが62〜49円安、プラチナスポットが60
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万1577枚、プラチナミニが1286枚、プラチナス
ポットが9508枚、パラジウムが0枚。

【プラチナは米利下げ観測後退が圧迫】
 プラチナ先限は夜間取引で4280円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=147円台後半で円高が一服した。

 米ミシガン大消費者信頼感指数の上昇を受けて米連邦準備理事会(FRB)の3月利
下げ確率が低下したことがプラチナの圧迫要因になった。週明けは米国債の利回り上昇
が一服したが、ドル高が再開すると、プラチナの戻りを売られた。今週は第4四半期の
米国内総生産(GDP)などの発表があり、経済指標と金融政策の見通しを引き続き確
認したい。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の900.86ドルから、ドル安を
受けて907ドル台まで上昇した。午後に入ると、ドル安一服を受けて上げ一服となっ
た。
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