地政学リスク主導の買いは続かず、75ドル水準に抵抗を受けている。ウクライナか ら遠く離れたバルト海の石油施設が攻撃を受けたことにはサプライズ感があるが、現時 点ではウクライナが断続的にロシアの石油施設を狙った攻撃を展開するには至っていな い。中東以外でも供給リスクが浮上しているが、まだ国際需給に大きな混乱をもたらす 動きとは評価されていない。地政学リスク主導で値位置を切り上げるのであれば、もう 一段階高いレベルの緊張状態が求められよう。 一方で、需要リスクを織り込む必要性も低下している。原油相場の急落を受けて精製 業者の在庫手当が活発化している。各国で利下げの議論が活発化している影響もあろ う。WTI原油のサヤも順サヤから逆サヤに転換しており、値を崩すような環境でもな くなっている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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