NY原油市況=反落、中東情勢の緊迫感の高まりは落ち着く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/03     78.90       79.29       76.41       76.78        - 1.23
  2024/04     78.72       79.09       76.30       76.67        - 1.19
  2024/05     78.37       78.80       76.18       76.55        - 1.13
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     446,039              807,044             1,705,264    ( + 28,055)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2024/02     283.39    - 0.95
                            2024/03     279.66    - 0.91
         改質ガソリン       2024/02     222.85    - 6.56
                            2024/03     226.46    - 6.12
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.23〜
1.19ドル安。その他の限月は1.13〜0.44ドル安。
 シリアとヨルダンの国境付近の米軍基地が攻撃を受けて3名の米兵が死亡したほか、
紅海で船舶への攻撃が続いていることから中東情勢の緊迫感が一段と高まったものの、
上値は重かった。米軍基地や船舶への攻撃は親イランの武装組織が実行しており、米国
内ではイランとの戦争を口にする議員が目立つ一方、米国防総省の当局者は全面戦争以
外のイラン攻撃に否定的な見解を示している。カービー米報道官も「ワシントンはイラ
ンとの広範な戦争を望んでいない」と述べた。米国の直情的な報復はなく、週明けにか
けて一気に高まった緊迫感はやや落ち着いた。
 30日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた模様眺めムードも重
し。昨年末に続き、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がハト派的な発言を
繰り返すのか注目されているが、利下げ開始を示唆する米経済指標は限定的。
 ロシアの石油関連施設への攻撃が続いていることは支援要因。ウクライナがロシアの
エネルギーインフラに対してドローンで攻撃しており、週明けはモスクワ北東に位置す
るヤロスラブリ市のスラブネフチ・ヤノス製油所が狙われた。この製油所はロシアで
3番目に大きな生産量を有しているが、ヤロスラブリ市の市長によるとドローン攻撃は
阻止された。
 時間外取引から3月限は79.29ドルまで上昇し、昨年11月以来の高値を更新し
た。ただ、上値は重く上げ幅を消すと、通常取引開始にかけて売りが強まった。引け近
くには76.41ドルまで下落。
 改質ガソリンとヒーティングオイルは反落。原油安に連動した。
今日の材料
・米軍への攻撃は激化しており、対応は必要=カービー米報道官
・EU、ハンガリーがウクライナ追加支援を拒否するなら経済を妨害すると威嚇=英F
T
・シリアのアル・オマル油田の米軍基地にミサイル攻撃
・イランの攻撃に対する米国の反応はこれまでにないものに=ブルームバーグ
・中国、台湾付近に艦隊を配備へ
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