[今夜の視点]海外原油=堅調か、供給下振れなくともリスクは無視できず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引で3月限は前日比0.09ドル高の72.87ドルで推移。本日これまで
のレンジは72.62〜73.02ドル。
 今晩の海外原油は堅調か。イスラエルによるパレスチナのガザ地区侵略がきっかけと
なり、中東各地へ火種が拡散していることが相場を支えるだろう。先週末の米軍による
報復攻撃を受けて、各地の武装組織が米軍やイスラエル軍に対する応酬を強化するリス
クがある。イラクやシリアの米軍基地は標的となりやすいだろう。
 イエメンのアンサール・アッラー(フーシ派)は米英連合軍の度重なる空爆を受けて
も、船舶への妨害行為を継続しており、紅海を通過する船舶はさらに減少している。供
給網の混乱による輸送コストの拡大で不満は高まっており、武力衝突はいずれ拡大して
いくのではないか。
 中東情勢の緊迫感は石油供給の下振れにつながっておらず、原油相場を押し上げるよ
うな展開にはなっていないが、無視できないほどのリスクがあり、リスク一段と膨らん
でいる。軍事大国であるイランを軸とした武装組織の動きを見定める局面が続くだろ
う。
<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】19:00 小売売上高 2023年12月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】16:00 製造業受注 2023年12月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【工業】2/7 06:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】2/7 00:00 Ivey購買担当者景況指数 2024年1月(RISB)
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