プラチナ市況=プラチナは反発、現物高から先限は20円近い上げ幅維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,677    - 7     9,677   - 2  : 2,028.29   - 1.10
銀          102.3    0.0     109.0   0.0  : 2,242.00   -13.00
プラチナ     4,316    +31     4,319   +19  :   902.94   + 5.67
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   962.38   +24,24
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.39   +0.04  ユーロ・ドル相場   1.0750  -0.0032
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安
を受けて買い優勢で始まった。堅調に推移し、先限は正午前に20円超の上げ幅を維
持。午後は円が小反発もドル建て現物相場の上昇に支援され、先限は20円近い上昇幅
を維持して引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが19〜31円高、プラチナスポットが33
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7051枚、プラチナミニが690枚、プラチナスポット
が3872枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ現物価格が900ドル維持で春節入りできるかに注目】
 プラチナ先限は夜間取引の前半に4281円の安値をつけた。夜間取引の中盤に
4327円まで反発。4288円に軟化場面があったが、夜間取引の終盤から日中取引
は買い優勢となり、堅調に推移。午後の取引で4327円をつけ夜間取引の前半の高値
に顔合わせした。、
 10日から中国が春節の大型連休入りとなる。春節入り後は実需家からの買いが鈍る
ことが予想される。プラチナのドル建て現物価格はニューヨークプラチナが投機家の手
じまい売り主導で値位置を下げたが、ニューヨーク安が圧迫要因となり、900ドル割
れで推移。ここまでは実需家は買い急ぐ動きは感じられない。中華圏の春節入る前に現
物価格が900ドル台を維持できるかに注目したい。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の898.21ドルから、金堅調につれ
高となった。午後になり、904ドル台まで上昇。したが、午後4時前に900ドル割
れとなり、898ドルをつける場面があった。
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