【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅続伸。プラチナは円高を受けて売り 優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けてプラスサイドに転じた。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが1円安〜15円高、プラチナミニが 14.5円安〜13.5円高、プラチナスポットが14円安、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが5722枚、プラチナミニが547枚、 プラチナスポットが1743枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは米国債の利回り低下や金堅調が支援】 プラチナは米国債の利回り低下や金堅調が支援要因となり、900ドル割れで買い戻 された。中国の株安対策も下支え要因である。中国の証券取引所が一部のヘッジファン ドによる株式売却を制限していることが分かった。また中国は金融機関改革の一環とし て、主要な不良債権管理会社3社を政府系ファンドの中国投資有限責任公司(CIC) に統合する計画である。国営新華財経が匿名の業界関係者の話として28日に報じた が、記事は削除された。ただ過去に行われた同様の措置は金融システムの不良債権処理 につながり、最終的にはデフレからの脱却と経済成長の活性化に貢献した。 プラチナ先限は夜間取引で4343円まで上昇した。ニューヨーク市場で押し目をか われたことが支援要因になった。円相場は1ドル=147円台後半の円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の905.17ドルから、ドル安を受け て堅調となった。 午前11時現在、プラチナは908.48ドル、パラジウムが951.38ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが902.94ドル、パラジウムが962.38 ドル。 MINKABU PRESS
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