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始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
プラチナ (24/ 4) 912.1 914.8 884.7 886.9 - 24.1
(24/ 7) 921.0 922.9 894.1 895.9 - 23.6
パラジウム (24/ 3) 955.00 957.00 897.00 900.30 - 51.10
(24/ 6) 959.00 959.00 903.00 906.40 - 50.50
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
プラチナ 32,920 23,267 77,077 (- 903)
パラジウム 5,960 3,869 24,581 (- 132)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替 円 ユーロ ・NYダウ 38,677.36 + 156.00
6日 147.84/86 1.0756/58 ・ナスダック 15,756.64 + 147.64
7日 148.17/19 1.0772/74 ・10年米国債利回り 4.10 + 0.02
・NY原油 (24/ 3) 73.86 + 0.55 ・SPDR保有金残高 847.69 - 4.04
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。前日比は、プラ
チナが24.1〜21.0ドル安、中心限月の4月限が24.1ドル安、パラジウムが
51.10〜50.20ドル安、中心限月の3月限は51.10ドル安。
プラチナ4月限は反落。時間外取引では、ドル安一服や中国経済の先行き懸念を受け
て売り優勢となった。日中取引では、欧米の金融当局者の利下げに慎重な発言やドル安
一服を受けて軟調となった。
パラジウム3月限は欧米の金融当局者の利下げに慎重な発言やドル安一服を受けて売
り優勢となった。
プラチナ4月限は時間外取引を898.1〜914.8ドルのレンジで推移し、前日
比9.8ドル安の901.2ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル安が支援要
因になったが、買い一巡後は金軟調に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、ドル安一
服や中国経済の先行き懸念を受けて売り優勢となった。
日中取引は、欧米の金融当局者の利下げに慎重な発言やドル安一服を受けて軟調とな
った。5日安値897.2ドルを割り込むと、テクニカル要因の売りが出て下げ幅を拡
大し、1月17日以来の安値884.7ドルを付けた。
中国経済の先行き懸念や欧米の金融当局者の利下げに慎重な発言が圧迫要因になっ
た。中国の株式市場が混乱する中、中国証券監督管理委員会(証監会)の易会満主席を
交代させる人事を決定した。また昨年12月の独鉱工業生産指数は前月比1.6%低下
し、下落率は市場予想0.4%低下より大きかった。一方、欧州中央銀行(ECB)の
シュナーベル専務理事は、ECBは利下げに忍耐強く取り組むべきとの認識を表明し
た。米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、連邦準備理事会(FRB)は年内に
2〜3回の利下げを実施する公算が大きいとの見方を示した。
パラジウム3月限は、時間外取引を936.00〜957.00ドルのレンジで推移
し、前日比6.40ドル安の945.00ドルとなった。3月限は高寄りしたのち、ド
ル安が支援要因になったが、他の貴金属の上げ一服を受けて戻りを売られた。欧州時間
に入ると、ドル安一服を受けて軟調となった。
日中取引は、欧米の金融当局者の利下げに慎重な発言やドル安一服を受けて売り優勢
となった。複数の支持線を割り込み、テクニカル要因の売りが出ると、一代安値を更新
し、897.00ドルまで下落した。
6日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの21万1272オ
ンス、パラジウムは変わらずの5万3262オンス。
今日の材料
・中国国務院(内閣に相当)は株式市場が混乱する中、中国証券監督管理委員会(証監
会)の易会満主席を交代させる人事を決定した。
・イングランド銀行(英中央銀行)のブリーデン副総裁は、インフレ圧力が徐々に和ら
ぐに伴い、利上げの必要性が後退したとの見方を示した。
・12月の独鉱工業生産指数は前月比1.6%低下し、下落率は市場予想0.4%低下
より大きかった。7カ月連続で下げた。
・ニューヨークと日本の銀行を直撃している米商業用不動産市場の問題は今週、欧州に
も飛び火し、影響拡大への懸念を強めている。ドイツ金融機関のドイチェ・ファンドブ
リーフバンク(PBB)も犠牲になった。不動産セクターへのエクスポージャーに対す
る懸念から社債が急落した。
・欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、ECBは利下げに忍耐強く取り
組むべきとの認識を表明。借り入れコストの低下はユーロ圏経済に悪影響を与え、イン
フレ「再燃」のリスク要因となり得ると述べた。
・米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、連邦準備理事会(FRB)は年内に2
〜3回の利下げを実施する公算が大きいとの見方を示した。ただ、インフレに関する一
段の情報が得られれば、自身の見解を変える可能性もあるとした。
・12月の米貿易収支の赤字額は前月比0.5%増の622億ドルだった。市場予想の
622億ドルに合致した。11月の赤字額は632億ドルから619億ドルに修正され
た。
・米連邦準備理事会(FRB)のクーグラー理事は、インフレ率が低下し続けることを
「楽観視」しているとしながらも、政策立案者は金利を引き下げる前に、それが事実で
あることをより確信する必要があると付け加えた。
・イスラム組織ハマスは、エジプトやカタールなど4カ国が提示したパレスチナ自治区
ガザにおける休戦案への回答として、135日間にわたる3段階の休戦を提案した。
・イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区ガザでの完全勝利は手の届くとこ
ろにあると述べ、イスラム組織ハマスが提示した休戦案を拒否する姿勢を示した。
MINKABU PRESS
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