NYプラチナ市況=プラチナは続伸、パラジウムは売り買い交錯

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)    905.3       914.4       894.2       913.5    +  8.3
         (24/ 7)    910.0       922.0       902.5       921.3    +  8.5
 パラジウム  (24/ 3)    960.50      968.00      934.50      952.80      0.00
         (24/ 6)    967.50      974.50      942.00      961.20   +  1.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         23,444        22,519        90,028        (-  1,097)
 パラジウム          9,062         9,387        25,766        (-  1,184)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           38,627.99 - 145.13
     前日  150.57/59   1.0727/29    ・ナスダック          15,775.66 - 130.51
     本日  150.20/22   1.0777/79    ・10年米国債利回り       4.29 +   0.05
・NY原油 (24/04)  78.46 +  0.87    ・SPDR保有金残高     837.31 -   1.73
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナは続伸、パラジウムは売り買い交錯。前日
比は、プラチナが7.9〜8.5ドル高、中心限月の4月限が8.3ドル高、パラジウ
ムが1.70ドル安〜1.50ドル高、中心限月の3月限は横ばい。
 プラチナ4月限は続伸。米生産者物価指数(PPI)が発表された後のドル高を経
て、ドル売りが優勢となったことが支援要因。1月の米PPIは総合・前年比が
+0.9%、コア・前年比が+2.0%と、米国のインフレ率の減速は鈍っているもの
の、今年の米利下げ開始を否定する米金融当局者は見当たらない。デーリー米サンフラ
ンシスコ連銀総裁は「今年3回の利下げ予想は妥当」と述べた。
 19日がプレジデント・デーで休場となることから、連休前の買い戻しがあったこと
が相場を支えた。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザの侵略を継続しており、中東情
勢は不透明。ガザ南部の中核病院も攻撃を受けている。イランのパイプライン爆発につ
いて、イスラエルが関与していると伝わったことも貴金属市場の支援要因。
 パラジウム3月限は横ばい。今週は買い戻しが優勢だったが、戻りは一服した。
今日の材料
・自身の予想では政策正常化はこの夏始まる=ボスティック米アトランタ連銀総裁
・今年2回の利下げをまだ予想している=同上
・ポジティブなデータがあれば、3回の利下げも支持できる=同上
・今年3回の利下げ予想は妥当=デーリー米サンフランシスコ連銀総裁
・物価安定は目前だが、やるべきことはまだある=同上
・忍耐強くあるべきだが、経済の進展に合わせて動く準備はできている=同上
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