プラチナ市況=プラチナは反発、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,837    +14     9,830   +25  : 2,032.14    +2.19
銀          115.0    0.0     110.7  -1.3  : 2,280.00   -14.00
プラチナ     4,296    -75     4,325   +12  :   893.50    +5.30
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   966.16    +9.18
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.47   +0.20  ユーロ・ドル相場   1.0823  -0.0013
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受け
て買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服や円安一服に上値を抑えられ
た。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになったが、円安一服に上値
を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが66円安〜33円高、プラチナスポットが
34円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万9009枚、プラチナミニが1406枚、プラチナス
ポットが6008枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米国債の利回り低下が支援も上値重い】
 プラチナ先限は夜間取引で4369円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。円相場は1ドル=150円台半ばで円安が一服した。
 プラチナは米国債の利回り低下や金堅調が支援要因になったが、週明けは米連邦準備
理事会(FRB)の利下げ観測後退に変わりはなく、上げ一服となった。また中国勢が
900ドル割れで安値拾いの買いを入れたが、戻り場面での買いを見送ったことも上値
を抑える要因である。今週は29日に1月の米個人消費支出(PCE)デフレータの発
表がある。前月比で伸びが加速するとみられており、利下げ期待が後退すると、戻りを
売られる可能性が出てくる。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下げ一服。朝方の900.48ドルから、ドル高を
受けて軟調となり、892ドル台まで下落した。午後に入ると、ドル高一服を受けて下
げ一服となった。
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