プラチナ午前=プラチナは反発、現物相場の上値重く先限は上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク反発を受
けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が890ドル台前半で堅調に推
移を受け、2ケタ高で推移した。しかし午前11時過ぎから現物相場が880ドル台に
反落となると、先限は上げ幅を縮小し、一時1ケタ高での取引となった。出来は伸び悩
んでいる。
 パラジウムの商いは成立しなかった。

 午前11時30分現在の前営業日比は、プラチナが10〜27円高、プラチナミニが
9.0〜47.00円高、プラチナスポットが36円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時30分現在の出来高は、プラチナが6412枚、プラチナミニが554
枚、プラチナスポットが2666枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは今夜から明日にかけての米経済指標に対する評価の見極め要】
 ドル建てプラチナ現物相場は長期波動線である200日移動平均線(926ドル水
準)から5%下方乖離の880ドル割れとなると、買いが喚起された。ただし900ド
ル手前で足踏み状態。
 今夜、昨年第4四半期の米国内総生産(GDP)改定値、明日、1月の米個人収入・
支出(PCE)デフレーターなど複数の米経済指標の発表があるが、これらの米経済指
標発表後、今後の米金融政策に対する評価の見極めが必要だ。早期の米利下げ観測再燃
ならプラチナ相場は900ドル回復から一段高期待が持てる。
 プラチナ先限は夜間取引で4335円まで上昇、日中取引の序盤に4313円で買い
支えられ、その後は4320円を挟んで堅調に推移したが、4311円まで上げ幅を縮
小。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。886ドル台で買い支えられ、午前11時に
892.26ドルの高値をつけた。しかしその直後から売りが出て、888ドル台に下
落。
 午前11時25分現在、プラチナは888.20ドル、パラジウムが936.48ド
ルで推移。
 前営業日の大引け時点はプラチナが883.10ドル、パラジウムが952.71ド
ル。
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