CFTC大口投機資金動向(2/27時点):金・原油買いが拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【概略】
 米商品先物取引委員会(CFTC)建玉明細報告によると、主要市場における2月
27日時点の大口投機家の売り越しは272万3382枚となり、前週の304万
0392枚から縮小した。取組高合計は4403万0565枚となり、前週から54万
3384枚(1.2%)減少した。
 項目別では証券市場(株式、債券、為替)の取組高は、株式合計が1.0%増、債券
合計が0.5%減、為替合計が1.6%増となった。商品市場の取組高は、穀物合計が
7.3%減、エネルギー合計は3.5%減、金属合計は4.6%減となった。
 項目ごとに大口投機家の動向を見ると、証券市場では、株式で新規売りが新規買いを
上回って売り越しを拡大、債券で新規買い、買い戻しが入って売り越しを縮小した。為
替は新規売りが新規買いを上回って売り越し(ドル買い)に転じた。

【現在の市場テーマと大口投機家の動向】
 前週は、米個人消費支出(PCE)デフレータの発表を控えてインフレ加速に対する
懸念が出たが、予想通りとなると、米連邦準備理事会(FRB)の6月の利下げ開始を
織り込み、米国債の利回りが低下した。米ISM製造業景気指数が予想外に低下したこ
とも利回り低下を促した。今週は2月の米雇用統計の発表がある。
 シカゴ為替市場の大口投機家は日本円が13万2705枚売り越し(前週12万
0778枚売り越し)、ユーロは6万2854枚買い越し(同6万8016枚買い越
し)、英ポンドは4万6358枚買い越し(同4万6312枚買い越し)となった。ユ
ーロは手じまい売りが買い戻しを上回って買い越しを縮小した。

 商品市場では、原油は米ISM製造業景気指数が予想外に低下したことを受けて昨年
11月以来の高値80.85ドルを付けた。貴金属市場では、金が予想通りの米個人消
費支出(PCE)デフレータや米ISM製造業景気指数の低下を受けて堅調となり、昨
年12月以来の高値2088.02ドルを付けた。
 今回報告で大口投機家の取組は、ニューヨーク原油が22万4790枚買い越し(前
週19万1901枚買い越し)に拡大した。新規買い、買い戻しが入った。ニューヨー
ク金は14万1636枚買い越し(同14万0262枚買い越し)に拡大、ニューヨー
ク・プラチナは3601枚買い越し(同8495枚買い越し)に縮小した。金は新規買
いが新規売りを上回り、プラチナは手じまい売り、新規売りが出た。

 穀物市場で大口投機家は今回、コーンが23万2604枚売り越し(前週26万
6067枚売り越し)に縮小、大豆は19万1232枚売り越し(同16万0288枚
売り越し)に拡大した。コーンは新規買い、買い戻しが入り、大豆は手じまい売り、新
規売りが出た。前週のコーンは、買い戻されたことや週間輸出成約高の増加を受けて買
い優勢となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

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