NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)   942.1      943.2       915.4       928.2    - 12.3
         (24/ 7)   951.0      951.0       924.8       937.4    - 12.2
 パラジウム  (24/ 6)  1041.00    1054.50     1009.50     1050.60   +  8.60
         (24/ 9)  1030.00    1056.00     1030.00     1058.10   +  8.50
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          46,420         45,557        88,454       (-    995)
 パラジウム          2,588          2,301        20,143       (+     65)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,005.49  + 235.83
     前日  146.93/95   1.0925/27   ・ナスダック         16,265.64  + 246.37
     本日  147.65/67   1.0927/29   ・10年米国債利回り      4.16  +   0.06
・NY原油  (24/ 4)   77.56 - 0.37  ・SPDR保有金残高    815.13      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続伸。前日比は、プラ
チナが12.4安〜0.1ドル高、中心限月の4月限が12.3ドル安、パラジウムが
8.50〜8.60ドル高、中心限月の6月限は8.60ドル高。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、買い戻される場面も見られたが、金軟調に
つれ安となった。日中取引では、米消費者物価指数(CPI)のの伸びが加速したこと
を受けて売り優勢となった。
 パラジウム6月限は米消費者物価指数(CPI)のの伸びが加速したが、売り一巡後
は買い戻されて下げ一服となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を930.2〜943.2ドルのレンジで推移し、前日
比9.2ドル安の931.3ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、買い戻される場
面も見られたが、金軟調につれ安となった。
 日中取引は、米消費者物価指数(CPI)のの伸びが加速したことを受けて売り優勢
となり、915.4ドルまで下落した。売り一巡後は買い戻されて929.6ドルまで
戻した。
 2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇、前年同月比3.2%上昇
した。1月の前月比0.3%上昇、前年同月比3.1%上昇から、ガソリンや住居費の
上昇で伸びが加速した。市場予想は前月比0.4%上昇、前年同月比3.1%上昇。
 パラジウム6月限は、時間外取引を1027.50〜1043.50ドルのレンジで
推移し、前日比12.00ドル安の1030.00ドルとなった。6月限は安寄りした
のち、他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 日中取引は、米消費者物価指数(CPI)のの伸びが加速したことを受けて売り優勢
となり、1009.50ドルまで下落した。売り一巡後は買い戻されて下げ一服となっ
た。時間外取引の高値を突破するとテクニカル要因の買いを巻き込み、1054.50
ドルまで上昇した。
 11日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比50オンス減の19万
7356オンス、パラジウムは変わらずの5万2661オンス。
今日の材料
・2月の独消費者物価指数(CPI)改定値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前
年同月比2.7%上昇と、伸び率が鈍化していることが確認された。
・英国立統計局(ONS)が発表した2023年11月─24年1月の賃金はボーナス
を除くベースで前年同期比6.1%上昇と、22年10月以来の低い伸びとなった。
・イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、英国は「完全雇用、またはそれ
に近い」状態だとしつつ、賃金と物価の相乗的な上昇への懸念は今や後退したと示唆し
た。
・2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇、前年同月比3.2%上昇
した。1月は前月比0.3%上昇、前年同月比3.1%上昇だった。市場予想は前月比
0.4%上昇、前年同月比3.1%上昇。ガソリンや住居費の上昇で伸びが加速した。
・米国はウクライナに対し、最大4億ドル規模の新たな軍事支援策を準備している。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。