NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)   945.6      948.0       930.1       935.7    -  9.2
         (24/ 7)   955.8      957.2       939.5       944.6    -  9.6
 パラジウム  (24/ 6)  1072.00    1107.00     1062.50     1078.60   +  7.60
         (24/ 9)  1090.00    1100.00     1082.00     1086.60   +  7.70
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          33,971         35,783        87,558       (+  1,476)
 パラジウム          3,729          3,143        19,886       (-     84)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,905.66  - 137.66
     前日  147.76/78   1.0947/49   ・ナスダック         16,128.53  -  49.24
     本日  148.30/32   1.0883/85   ・10年米国債利回り      4.29  +   0.10
・NY原油  (24/ 4)   81.26 + 1.54  ・SPDR保有金残高    816.86  +   1.73
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続伸。前日比は、プラ
チナが9.6ドル安〜変わらず、中心限月の4月限が9.2ドル安、パラジウムが
7.60〜9.00ドル高、中心限月の6月限は7.60ドル高。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、ドル安一服を受けて軟調となった。欧州時
間に入ると、買い戻されたが、戻りは売られた。日中取引では、ドル高や金軟調を受け
て売り優勢となった。
 パラジウム6月限は欧州時間から買い戻されて堅調となったが、日中取引ではドル高
や他の貴金属の軟調を受けて上げ一服となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を938.8〜948.0ドルのレンジで推移し、前日
比2.7ドル安の942.2ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル安一服を受
けて軟調となった。欧州時間に入ると、買い戻されたが、戻りは売られた。
 日中取引は、米生産者物価指数(PPI)の伸びが加速し、ドル高に振れたことや金
軟調を受けて売り優勢となった。手じまい売りなどが出て930.1ドルまで下落し
た。
 2月の米生産者物価指数(PPI)は前月比0.6%上昇した。伸びは1月の0.3
%上昇から加速し、市場予想の0.3%上昇を上回った。ガソリンや食料品など財(モ
ノ)の価格が上昇した。
 パラジウム6月限は、時間外取引を1062.50〜1085.50ドルのレンジで
推移し、前日比11.50ドル高の1082.50ドルとなった。6月限は高寄りした
のち、ドル安一服を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、買い戻されて堅調とな
った。
 日中取引は、買い戻されて1月2日以来の高値1107.00ドルを付けた。その後
は、ドル高や他の貴金属の軟調を受けて上げ一服となった。
 13日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比50オンス減の19万
7306オンス、パラジウムは変わらずの5万2661オンス。
今日の材料
・2月の米小売売上高(季節調整済み)は前月比0.6%増となった。自動車やガソリ
ンの売り上げが増加した。ただ、インフレおよび借入コストの上昇を背景に個人消費は
減速している。市場予想は0.8%増だった。
・2月の米卸売物価指数(PPI)は前月比で0.6%上昇となった。伸びは1月の
0.3%上昇から加速し、市場予想(0.3%上昇)を上回った。ガソリンや食料品な
ど財(モノ)の価格が上昇しており、インフレ再加速に対する懸念が高まる可能性があ
る。
・米新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1000件減の20万9000件
となった。市場予想は21万8000件だった。
・欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事は、主要リファイナンスオペ(MR
O)金利と預金ファシリティー金利のスプレッドの縮小が「金融市場の活動を有意義に
活性化させるのに十分かどうかはまだ分からない」と述べた。
・1月の米企業在庫は前月から横ばいとなった。小売業の在庫が増えた一方、製造業と
卸売業の在庫がそれぞれ減った。市場予想は0.2%増だった。
・欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ECBは利下げを行うかどうかを決
定するのに十分な情報を6月中に入手できると述べた。
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