国際エネルギー機関(IEA)月報が公表されたが、原油相場は買いで反応した。需 要不安による上値圧迫が続いていたが、IEAは世界石油需要見通しを日量11万バレ ル引き上げている。前年比では130万バレル増で、昨年の230万バレル増からは急 減することになり、IEAも世界経済減速の影響を指摘している。一方で、紅海の輸送 が混乱している影響で、海上在庫が急増している。また、輸送のために消費されるエネ ルギーも大きくなっている。この結果、地政学リスクの高まりが石油需要見通しを引き 上げた格好になっている。IEAは石油輸出国機構(OPEC)プラスが年末まで自主 減産を継続すると、供給過剰ではなく若干の供給不足になる見通しを示している。対象 の一つが石油関連施設であり、今後も同様の攻撃が続くと値が飛びやすくなる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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