プラチナ市況=プラチナは小幅続落、現物安で戻りを売られる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         10,300    -43    10,304   -35  : 2,147.71   -20.32
銀          117.0   +2.0     117.5  -2.5  : 2,503.00    -9.00
プラチナ     4,437    +24     4,412    -4  :   926.90    -5.23
パラジウム   5,000      0     5,000     0  : 1,068.63   -12.95
======================================
      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.16   +0.87  ユーロ・ドル相場   1.0889  +0.0012
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅続落。プラチナはニューヨーク高や
円安を受けて買い優勢で始まったのち、円安を受けて堅調となったが、ドル建て現物相
場の軟調に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の一段安を受けてマイ
ナスサイドに転じた。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが23円安〜24円高、プラチナスポットが
14円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが2万1266枚、プラチナミニが1390枚、プラチナス
ポットが1万3440枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米FOMCを控えて手じまい売りが出る】
 プラチナ先限は夜間取引で1月4日以来の高値4498円を付けたのち、上げ一服と
なった。ニューヨーク高が支援要因になった。日中取引では4406円まで下落した。
円相場は1ドル=149円台前半の円安に振れた。
 プラチナは前週、ファンド筋が売り方に回るなか、買い戻し主導で上昇した。米連邦
準備理事会(FRB)の利下げ期待も支援要因になった。ただ米国のインフレの伸び加
速で利下げ期待が後退し、米国債の利回りが上昇した。週末に発表された建玉明細報告
ではファンド筋が買い方に転じており、週明けは利食い売りに上値を抑えられた。今週
の米連邦公開市場委員会(FOMC)では金利据え置きが見込まれており、利下げ開始
がいつになるかが当面の焦点である。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の935.68ドルから、金軟調につれ
安となった。午後に入ると、926ドル台まで下落した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。