【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小反落。プラチナはドル建て現物相場の 下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、金の下げ一服を受けて押し目を買われ たが、ドル安一服に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが17〜5円安、プラチナミニが 22.5〜10.5円安、プラチナスポットが20円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが5798枚、プラチナミニが552枚、 プラチナスポットが1903枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル安一服で上げ一服】 プラチナはドル安一服に上値を抑えられた。スイス国立銀行の予想外の利下げや堅調 な米経済指標を受けてドル安が一服した。ただニューヨークのプラチナETF(上場投 信)に投資資金が流入しており、下値は限られそうだ。 欧州自動車工業協会(ACEA)によると、2月の欧州連合(EU26)の新車(乗 用車)登録台数は前年同月比10.1%増の88万3608台となった。1〜2月は前 年同期比11.2%増の173万6679台となった。 プラチナ先限は夜間取引で4378円まで下落した。ニューヨーク市場で利食い売り が出たことが圧迫要因になった。円相場は1ドル=151円台半ばで円安が再開した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の904.80ドルから、金の下げ 一服を受けて押し目を買われ、910ドル台まで上昇したのち、ドル安一服を受けて上 げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは903.40ドル、パラジウムが998.37ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが918.28ドル、パラジウムが 1040.33ドル。 MINKABU PRESS
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