貴金属は、総じて反発して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優 勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高を受けて堅調と なろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は28.00ドル高 の2282.95ドル、銀が84セント高の2618セント、プラチナが16.19ド ル高の923.50ドル、パラジウムは6.26ドル安の1004.54ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=151.55/57円で、前営業日の 大引け時点から0.18円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が1万1120円前後、銀は127.0円前後、プラチナ は4465円前後、パラジウムは4990円前後。 【NY金は史上最高値を更新】 金はきのうの海外市場では、ドル安や中東情勢の緊迫化を受けて史上最高値を更新し た。 金のドル建て現物相場は史上最高値2286.22ドルを付けた。3月のイタリアの 製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.4と市場予想の48.8を予想外に上回 った。前月の48.7からも上昇し、ユーロ高に振れた。一方、2月の米雇用動態調査 (JOLTS)求人件数は下方修正された前月分から増加した。減少傾向に変わりはな いが、市場では過剰需要の減少が極めてゆっくりとしか進んでいないと指摘された。ニ ューヨーク市場でドル安が一服したが、中東情勢の緊迫化が警戒され、押し目は買われ た。イランのライシ大統領は、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺が空爆 され軍司令官など7人が死亡したことを受け、イスラエルに対して報復すると表明し た。 銀はきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となり、2022年3 月以来の高値26.22ドルを付けた。 【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。イタリアの製造業購買担当者景気指 数(PMI)の50台回復を受けてユーロ高に振れた。ニューヨーク市場でドル安が一 服したが、金に押し目買いが入ったことも支援要因になった。中東情勢の緊迫化に対す る懸念が出ている。 <今日の予定> ・中国サービス業購買担当者景況指数 2024年3月(財新) ・ユーロ消費者物価指数 2024年3月速報(EUROSTAT) ・ユーロ圏雇用統計 2024年2月(EUROSTAT) ・全米雇用報告 2024年3月(ADP) ・米非製造業景況指数 2024年3月(ISM) MINKABU PRESS 東海林勇行
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