[本日の見通し]石油=上昇、API統計は強気な内容

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2024年8月限は7万9700円まで上昇したものの、そ
の後は利益確定の売りに押されて上げ幅をやや削っている。
 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比228万
6000バレル減となった。季節的に製油所稼働率が回復している。APIによると純
輸入が減少したことも原油在庫の押し下げ要因。
 一方、API統計でガソリン在庫は前週比141万6000バレル減、留出油在庫は
同254万8000バレル減となった。需要が堅調に推移していることが示唆される。
全体として強気な内容だと思われる。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比0.15ドル高の85.30ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは85.28〜85.64ドル。
 原油8月限の予想レンジは7万9000円から8万0000円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万2500円から8万3500円。
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