シカゴ日経平均先物は11時30分時点、前日比480円安の3万9440円(-1.20%)前後で推移。寄り付きは3万9600円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9670円)を下回り、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後に3万9240円まで下落幅を広げたが、売り一巡後は中盤にかけて買い戻され、3万9630円まで下げ幅を縮めた。ただし、25日移動平均線をキープできず、終盤にかけて再び下落幅を広げた。 日経225先物は、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始時期が後ずれするとの警戒が強まった米国市場の下落のほか、台湾地震の影響で沖縄に津波が到達したとの報道も不安要因となった。また、3月の「ユニクロ」の国内既存店売上高は、3カ月ぶりに前年同月を下回ったと発表したファーストリテイリング <9983> [東証P]が4%ほど下げており、日経平均型の重荷となった。日経225先物は25日線が位置する3万9590円辺りが心理的な抵抗線として意識されやすく、押し目狙いのロング対応ながら、回転の速いトレードになりそうだ。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.60倍に低下した。ファーストリテイリングのほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]が軟調のなか、NTロングを巻き戻す動きとなった。ただし、東京エレクトロン <8035> [東証P]は、下落幅を縮め底堅い動きをみせている。NT倍率は25日線(14.62倍)を下回っているものの、同線辺りでの底堅さが意識されると、改めてNTロングの組成に向かわせよう。 株探ニュース
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