【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはドル建て現物相場の下 落と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、利食い売りなどが出て軟調となっ た。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが90〜61円安、プラチナミニが 98.0円安〜10.0円高、プラチナスポットが81円安、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが1万1866枚、プラチナミニが959 枚、プラチナスポットが1万1028枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは利食い売りで上げ一服】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米新規失業保険申請件数の増加で労 働市場の緩和が示唆された。ただ今夜は3月の米雇用統計の発表を控えており、ドル安 が一服した。また米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁が「インフレ率が横ばいで 推移し続けるなら、利下げを行う必要があるのか疑問視される」と述べたことも上値を 抑える要因になった。 プラチナ先限は夜間取引で昨年5月以来の高値4582円を付けたのち、上げ一服と なった。ニューヨーク高が支援要因になった。日中取引ではドル建て現物相場の下落と 円高を受けて4463円まで下落した。円相場は1ドル=150円台後半まで円高に振 れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の931.09ドルから、手じまい売り などが出て軟調となった。 午前11時現在、プラチナは924.32ドル、パラジウムが1006.20ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが937.20ドル、パラジウムが 1022.88ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。