【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続伸。プラチナはニューヨーク高を 受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇や円安を受けて堅調と なった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが197〜233円高、プラチナミニ が192.0〜244.0円高、プラチナスポットが188円高、パラジウムが出来 ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが2万3338枚、プラチナミニが 2151枚、プラチナスポットが1万2565枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは1月以来の高値】 プラチナは3月の戻り高値を突破し、1月4日以来の高値976.37ドルを付け た。アジア市場での金急伸やニューヨーク市場でのドル安が支援要因になった。ただC MEのフェドウォッチで、米連邦準備理事会(FRB)の6月利下げの確率は五分五分 となり、年末までの利下げ幅は50ベーシスポイント(bp)の確率が32.6%(前 週30.5%)に上昇した。米雇用統計が事前予想を上回り、今週は3月の米消費者物 価指数(CPI)の発表がある。高インフレが続くと、戻りを売られる可能性もある。 プラチナ先限は2015年2月以来の高値4761円を付けた。ニューヨーク高や円 安が支援要因になった。円相場は1ドル=151円台後半で円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の967.31ドルから、金堅調につれ 高となった。 午前11時現在、プラチナは972.50ドル、パラジウムが1050.51ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが928.80ドル、パラジウムが 1001.85ドル。 MINKABU PRESS
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