金・銀市況=金は続伸、現物相場のジリ高で期先は一時80円超の上昇

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,452   + 68    11,458  + 73   : 2,345.36   +13.06
銀          134.0   +3.0     135.7  -1.0  : 2,792.00   +27.00
プラチナ     4,734   +219     4,750  +242   :   974.90   +46.10
パラジウム   4,990      0     4,990     0  : 1,059.86   +58.01
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.89   +0.08  ユーロ・ドル相場   1.0859  +0.0025
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【市況】
 金は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現
物相場の上昇や円安を受けて堅調となり、先限は正午前に70円近い上昇で推移。午後
になり、現物相場のジリ高を受け、一時,期先12月限とともに80円超の上昇となっ
た。4月当限が一代高値を更新。
 銀は先限が夜間取引で下落した。その他は出来ずだが、帳入値が3円高となり、一代
高値を更新。
 前営業日比は、金標準、金ミニが67〜73円高、ゴールドスポットが69円高、銀
が1.0円安〜3.0円高。
 推定出来高は、金が6万5288枚、金ミニが1万0630枚、ゴールドスポット
が1万4708枚、銀が1枚。
【金は利食い売りを吸収し高値圏で推移】
 金先限は夜間取引で1万1320円まで押し目を形成。夜間取引の後半から持ち直し
て、プラスサイドに浮上。日中取引で1万1469円まで上げ幅を拡大した。昨日、つ
けた上場来高値1万1476円が抵抗線となった。午前11時頃から上げ幅を縮小した
が、午後に入り、ジリ高となり、1万1450円を挟んで堅調に推移した。
 明日の夜、3月の米消費者物価指数(CPI)、先月19、20日に開催された米連
邦公開市場委員会(FOMC)の議事録の発表を控え、今日と明日は利食い売りが出や
すい環境だが、今日は利食い売りを吸収し高値圏で推移。
 金は国内外市場で歴史的な高値をつけ、過去の高値からの目標高値の設定ができない
状態だが、目先は1万1500円が抵抗線。
 ドルの先安感がさらに強まれば、投資家に加えて、各国中央銀行もドル資産の保有比
率を下げ、金の保有比率を引き上げる動きか。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場は、アジア市場での最高値更新
後、利食い売りなどが出て上げ一服となったが、ドル安を受けて押し目を買われた。ア
ジア市場は、朝方の2338.84ドルから、押し目を買われ、2347ドル台まで上
昇したのち、上げ一服となった。2339ドル台で買い拾われ、正午前から再上昇とな
り、午後は2347.37ドルまで上昇。ユーロドルの上昇に支援された。
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