［本日の見通し］石油＝下落、ＡＰＩ統計の強弱の判断は困難

　日中取引開始後、原油の２０２４年９月限は下落。ただ、夜間取引で下げは一服して
いる。
　米石油協会（ＡＰＩ）が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比３０３万
４０００バレル増となった。輸入の増加や輸出の減少が原油在庫を押し上げた。一方、
製油所への原油投入量は前週比で小幅増となっており、ガソリンなど石油製品を積極的
に増産しようとしている印象は乏しい。製油所稼働率がさらに上昇しなければガソリン
在庫の取り崩しが続き、ガソリン価格の上昇が続く可能性が高い。
　時間外取引でニューヨーク原油５月限は前日比０．１０ドル高の８５．３３ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは８５．２５〜８５．３６ドル。
　原油９月限の予想レンジは７万９５００円から８万０５００円、ガソリン先限は８万
２５００円から８万３５００円、灯油先限は８万２５００円から８万３５００円。
MINKABU PRESS

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