プラチナ午前=プラチナは反落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、円安一服を受けて軟調となったが、金の下げ一服が
下支えになった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが49〜14円安、プラチナミニが
20.0円安〜4.5円高、プラチナスポットが18円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが1万1869枚、プラチナミニが801
枚、プラチナスポットが4433枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは予想以上の米CPIが圧迫】
 プラチナは予想以上の米消費者物価指数(CPI)や金軟調が圧迫要因になった。3
月の米CPIは前年比3.5%上昇し、昨年9月以来の大幅な伸びとなった。米連邦準
備理事会(FRB)の利下げ観測が後退し、利下げ開始は9月との見方が強まった。ま
た上海プラチナの出来高が減少し、中国勢が高値での買いを見送っていることも上値を
抑える要因である。
 プラチナ先限は夜間取引で4720円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな
った。円相場は1ドル=153円台前半まで円安に振れたのち、円安が一服した。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の962.47ドルから、960ドル台
に下落したのち、金に押し目買いが入ったことを受けて地合いを引き締めた。
 午前11時現在、プラチナは967.76ドル、パラジウムが1054.06ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが978.90ドル、パラジウムが
1083.75ドル。
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