金・銀午前=急伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金、銀は急伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建
て現物相場の上昇を受けて上場来高値を更新した。銀もニューヨーク高を受けて買い優
勢となった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が201〜275円高、金ミニが
28.5〜273.5円高、ゴールドスポットが272円高、銀が3.0〜4.8円
高。
 午前11時2分現在の出来高は、金が6万7331枚、金ミニが1万1315枚、ゴ
ールドスポットが1万8879枚、銀が21枚。
【NY金は米PPIの伸び鈍化が支援】
 金は米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化が支援要因になり、史上最高値を更新し
た。3月の米PPIは前月比0.2%上昇と、2月の0.6%上昇から伸びが鈍化し
た。市場予想の0.3%上昇も下回った。サービス価格の上昇が財(モノ)の価格の下
落によって相殺された。米連邦準備理事会(FRB)が早ければ7月下旬に利下げを開
始するとの見方が強まった。ただCMEのフェドウォッチで、米FRBの7月の利下げ
確率は39.7%(前日37.0%)であり、9月の利下げ開始が見込まれている。
 欧州中央銀行(ECB)は、主要政策金利を予想通り据え置いた上で、声明に新たな
文言を盛り込み、近く利下げに踏み切る可能性を示唆した。中銀預金金利を過去最高の
4.0%に据え置いた。ラガルドECB総裁は理事会後の記者会見で、新たな検証によ
ってインフレが目標に回帰しつつあるとのECB当局者の確信が強まれば、金利を引き
下げることが「適切」になると述べた。
 米国のマクガーク中東政策調整官はサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、
カタール、イラクの外相と電話で会談し、イスラエルとの緊張を緩和すべきだとのメッ
セージをイラン外相に送るよう求めた。マクガーク氏の要請を受け、4カ国の外相はイ
ラン外相と連絡を取り、緊張緩和を求めるメッセージを送ったという。イランのイスラ
エルに対する報復攻撃の行方を引き続き確認したい。
 金先限は上場来高値1万1775円を付けた。ニューヨーク高が支援要因になった。
円相場は1ドル=153円台前半で円安が一服した。銀先限は141.5円まで上昇し
た。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米生産者物価指数(PP
I)の伸び鈍化を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の2376.38ド
ルから、踏み上げの動きとなって史上最高値2390.76ドルを付けた。
 午前11時現在、2390.76ドルで推移。銀は2882セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が2336.35ドル、銀が2785セント。

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