金・銀午前=反落、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金、銀は反落。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後
は、ドル建て現物相場の戻りを売られたことを受けて軟調となったが、円安が下支えに
なった。銀もドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢となった。
 午前11時1分現在の前営業日比は、金標準が154〜120円安、金ミニが
134.0〜110.5円安、ゴールドスポットが107円安、銀が1.5円安。
 午前11時1分現在の出来高は、金が12万5986枚、金ミニが2万3847枚、
ゴールドスポットが3万2395枚、銀が16枚。
【金は中東情勢の行方を確認】
 金は中東情勢の行方が当面の焦点である。イランは13日夜、イスラエルに対し、ド
ローンとミサイル合わせて300余りを発射した。大半はイスラエル領空に入る前に迎
撃した。イランはイスラエルによる強い反応がなければ、一段の攻撃を実行することは
ないだろうとした。バイデン米大統領は攻撃の報を受け、イスラエルとの連帯を改めて
強調するとともに、国家安全保障チームと会議を開いた。ただ米国はイスラエルの対抗
措置に参加しないと伝えた。またイスラエルの閣議で対応を協議し、反撃が支持された
が、具体策で意見が割れたという。
 4月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は77.9と3月の79.4から低下し
た。今後1年およびそれ以降のインフレ期待は高まっていることが示された。米カンザ
スシティー地区連銀のシュミッド総裁は、インフレ率が目標とする2%を上回り、労働
市場が力強いことを踏まえると、米連邦準備理事会(FRB)は現時点で利下げを検討
すべきではないと述べた。米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、米FRBが物価目
標として重視する個人消費支出(PCE)価格指数について、引き続き動向を注視する
と述べた。
 金先限は夜間取引で上場来高値1万1953円を付けたのち、1万1508円まで急
落した。ニューヨーク市場で利食い売りが出たことが圧迫因になった。日中取引では、
1万1670円で戻りを売られた。円相場は1ドル=153円台後半の円安に振れた。
銀先限は140.0円まで下落した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上げ一服。前週末の海外市場では、イランのイスラエル攻
撃が近いとの見方を受けて史上最高値2430.76ドルを付けたが、利食い売りなど
が出て上げ一服となった。アジア市場では、イランが週末にイスラエルを攻撃したこと
を受けて朝方に2370ドル台に上昇したが、米国がイスラエルの対抗措置に参加しな
いと伝えられると、戻りを売られた。
 午前11時現在、2356.27ドルで推移。銀は2823セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が2385.80ドル、銀が2884セント。

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