シカゴ大豆の夜間取引は弱含み。5月限は1170セント台前半で推移。12日の大 陽線で、11日の安値が押し目底となる可能性が高まっているが、今夜はさらに戻り高 値を更新できるかどうかが注目される。 発表物では、場中の週間輸出検証高、引け後の生育進度、土壌水分状況に注目した い。週間輸出検証高については、コーンに比べてこのころ低調となっているため、むし ろデイリー報告の大口輸出成約が続くのかどうかの方が注目される可能性もある。また 引け後の発表に関しては、作付け本格化は5月に入ってからだが、そろそろ作付進捗率 の発表が開始されそうなため注目したい。また土壌水分不足の続くアイオワ州の状況も 当然注目されよう。 また今夜は全米油糧種子加工業者協会(NOPA)の月間大豆圧砕報告も発表され る。 12日のシカゴは期近から急反発。先週3度目となるデイリーでの大口輸出成約が発 表されたこともあり、買い戻し主導で11日の米農務省(USDA)月例需給報告で付 けた安値からさらに戻す展開となった。 アルゼンチンのブエノスアイレス穀物取引所が同国産の大豆生産高見通しを下方修正 したことや、ブラジルの民間調査会社、サフラス・メルカドがブラジル産の大豆生産高 見通しを上方修正したものの、11日のUSDA見通しを大幅に下回ったままだったこ とも好感された。 5月限は1179.75セントまで急伸した後、引けは1174.00セントまでし か下げずに1170セント台を維持した。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 18:00 鉱工業生産 2024年2月(EUROSTAT) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 21:30 小売売上高 2024年3月(商務省) 【経済】 21:30 製造業景況指数 2024年4月(ニューヨーク連銀) 【経済】 23:00 企業在庫 2024年2月(商務省) 【農産】 4/16 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA) 【農産】 4/16 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA) ◆ カナダ ◆ 【経済】 21:30 卸売売上高 2024年2月(カナダ統計局) 【経済】 21:30 製造業出荷 2024年2月(カナダ統計局) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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