貴金属は、金が反発して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて買 い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はニューヨーク安を受けて軟調となろ う。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は26.45ドル高 の2386.84ドル、銀が46セント高の2895セント、プラチナが3.56ドル 安の972.90ドル、パラジウムは11.64ドル安の1038.58ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=154.16/18円で、前営業日の 大引け時点から0.31円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1820円前後、銀は144.2円前後、プラチナ は4820円前後、パラジウムは5200円前後。 【金はNY連銀製造業景況指数の低下で買い戻される】 金はきのうの海外市場では、予想以上の米小売売上高が圧迫要因になったが、ニュー ヨーク連銀製造業景況指数の低下をきっかけに買い戻された。 金はニューヨーク連銀製造業景況指数の低下が支援要因になった。4月のニューヨー ク連銀製造業景況指数はマイナス14.3と市場予想のマイナス5.2を下回った。前 月のマイナス20.9からは上昇した。一方、3月の米小売売上高は前月比0.7%増 となり、オンライン売上高の急増を背景に市場予想の0.3%増を上回った。米国債の 利回りが上昇し、ドル高に振れたことは金の上値を抑える要因である。CMEのフェド ウォッチでは、米連邦準備理事会(FRB)の7月の利下げ確率も低下した。 イスラエルの戦時内閣は会議で、イスラエルを無人機(ドローン)とミサイルで攻撃 したイランに対し攻撃する意向はあるものの、全面戦争は引き起こさないようさまざま な選択肢を議論した。一方、イランのアブドラヒアン外相は、キャメロン英外相に対 し、イランは緊張の高まりを望んでいないが、イスラエルが報復すれば即座に一段と強 力に対応すると伝えた。 銀はきのうの海外市場では、金堅調につれ高となった。 【プラチナはドル高が圧迫】 プラチナはきのうの海外市場では、予想以上の米小売売上高によるドル高を受けて売 り優勢となった。 プラチナはドル高が圧迫要因になった。3月の米小売売上高は前月比0.7%増とな り、市場予想の0.3%増を上回った。米連邦準備理事会(FRB)の7月の利下げ確 率が低下し、ドル高に振れた。ただ金が堅調に推移したことは下支え要因であり、売り 一巡後は買い戻された。 <今日の予定> ・中国住宅価格指数 2024年3月(国家統計局) ・中国国内総生産 2024年1-3月期(国家統計局) ・中国小売売上高 2024年3月(国家統計局) ・中国鉱工業生産 2024年3月(国家統計局) ・英雇用統計 2024年3月(国立統計局) ・ユーロ圏貿易収支 2024年2月(EUROSTAT) ・独景況感指数 2024年4月(ZEW) ・米住宅着工・許可件数 2024年3月(商務省) ・米鉱工業生産・設備稼働率 2024年3月(FRB) MINKABU PRESS 東海林勇行
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