日経225先物は11時30分時点、前日比260円高の3万8100円(+0.68%)前後で推移。寄り付きは3万7740円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万7780円)にサヤ寄せする形から、売り先行で始まった。その後も下落幅を広げ、一時3万7660円まで売られた。ただし、3万7650円辺りに位置する75日移動平均線が支持線として意識されるなか、その後は自律反発狙いのロングが強まり、中盤にかけてプラスに転じた。さらに、終盤にかけて上げ幅を広げ、節目の3万8000円を回復すると、3万8100円まで買われた。 日経225先物は75日線が支持線として機能する形から、自律反発狙いのロングの動きが強まっている。米ハイテク株安の影響を受け、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]などが日経平均型の重荷となる一方で、アドバンテスト <6857> [東証P]が売り一巡後にプラスに転じており、下支えする形である。為替市場では円相場が1ドル=153円台を付けるなど円安が一服していることも買い戻しに向かわせたようだ。日経225先物はボリンジャーバンドの-2σ(3万7990円)を上回ってきたことで、3万8000円処をキープできるかが注目される。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.20倍に低下した。一時14.17倍まで下げており、再び200日線水準まで低下している。同線を明確に下回ってくるようだと、NTショートでのスプレッド狙いの動きに向かわせそうである。 株探ニュース
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