シカゴ大豆の夜間取引は軟化。5月限は1140セント台後半で推移。前日の戻りで 押し目底を付けたか否か、今夜の値動きが重要になる。 今夜は週間輸出成約高が発表されるが、前週事前予想レンジの下限を下回り低調だっ たため、それが続くのか否かが注目される。 輸出面では、大豆の収穫進捗率が83%となっているブラジルの通貨リアルが13カ 月ぶり安値水準になるため、同国の新穀の輸出圧力が懸念されている。実際に民間調査 会社の予想で4月の同国産大豆の輸出見通しを1273万トンと、これまでの予想から 100万トン上方修正する見通しも報じられている。 前日のシカゴは反発。16日の安値を割り込んだものの、大きく崩れなかったこと で、利食いの買い戻しが優勢となった。また新穀限月ベースの大豆コーン比価が今年の レンジ中央だった2.5を16日に割り込んだことで、手じまいを含めて大豆買い/コ ーン売りのストラドル商いが出やすくなったことも大豆には下支え要因となった。この 日の引けで比価は2.5まで戻した。 5月限は1141.75セントで下げ止まった後、高値は1155.25セントまで あったが、引けは1149.50セントと1150セント台を維持できなかった。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】 17:00 国際収支 2024年2月(ECB) ◆ アメリカ ◆ 【経済】 21:30 新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】 21:30 製造業景況指数 2024年4月(フィラデルフィア連銀) 【経済】 23:00 景気先行指数 2024年3月(カンファレンスボード) 【経済】 23:00 中古住宅販売統計 2024年3月(全米不動産協会) 【農産】 21:30 週間穀物輸出成約高(USDA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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