【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安を受け て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになったが、 金急落を受けて戻りは売られた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが107〜81円安、プラチナミニが 84.5〜67.5円安、プラチナスポットが68円安、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが8082枚、プラチナミニが962枚、 プラチナスポットが4294枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは金急落につれ安】 プラチナは金急落が圧迫要因になった。イスラエルとイランの衝突が回避されたこと を受けて金が急落した。ニューヨーク市場でドル高が一服したが。米連邦準備理事会 (FRB)の利下げ先送りの見方もプラチナの圧迫要因である。ただ上海プラチナの出 来高が増加し、中国勢の安値拾いの買いが入った。引き続き買われると、900ドル割 れで下げ止まるとみられる。 プラチナ先限は9日以来の安値4555円を付けた。金急落につれ安となった。円相 場は1ドル=154円台後半で推移した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の921.72ドルから、ドル安を受け て下げ一服となったが、金急落につれ安となった。 午前11時現在、プラチナは913.62ドル、パラジウムが1001.47ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが933.28ドル、パラジウムが 1020.75ドル。 MINKABU PRESS
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