日経225先物は11時30分時点、前日比790円高の3万8340円(+2.10%)前後で推移。寄り付きは3万8020円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万7915円)を上回り、節目の3万8000円を回復して始まった。直後に付けた3万7990円を安値にロングの動きが強まり、中盤にかけて3万8380円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は3万8190円まで軟化する場面も見られたが、終盤にかけては3万8300円辺りでの高値圏の推移が続いた。 米ハイテク株が買われた流れを引き継ぐ形から、東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が買い先行で始まるなか、日経平均型優位の展開となった。また、テスラが時間外取引で13%超の上昇となったことも安心感につながったようだ。日経225先物は一時3万8380円まで買われ、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8270円)を突破してきた。いったんは達成感が意識されるが、-1σ水準を上回っての推移が続くようだと、ショートカバーを誘う流れになろう。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.19倍に上昇した、一時14.21倍まで上げる場面も見られた。日経平均型優位の展開のなか、14.17倍辺りに位置する200日移動平均線を上回ってきている。200日線を上回っての推移が継続するようだと、NTショートを巻き戻す動きが強まってくる可能性がありそうだ。 株探ニュース
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