ゴム午前=総じて続落、ただし上海ゴムの下げ幅縮小を受け下げ渋り

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、続落。寄り付きでは、上海夜間安を受けて、売りが優勢となっ
た。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムは下げ幅を縮小したことから、やや下げ渋りを
みせている。TSR20は出来ず。

 午前11時45分現在のRSS3号は前営業日比2.6円安〜1.2円高。活発限月
の10月限は同0.9円安の301.2円、期先4月限は同1.2円高の301.2
円、推定出来高は582枚(前日夜間取引含む)。

【10月限は下値模索か】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、軟調な展開となっている。産地は、ウィンタリ
ング(落葉期=減産期)となっているが、相場はすでに織り込まれており、現状は5月
中旬以降の雨季を意識した展開となっている。
 JPXゴムRSS3号の活発限月10月限は、前日の取引で節目の300円を割り込
み、一時297.2円まで下落した。10月限は、この価格帯の出来高が少ないことか
ら、特に目立った支持線はない。産地安が続けば、節目の295円や290円を意識し
ながら下値を模索することになりそうだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が9月限のみ約定し、0.9セント安。TSR20
は軟調に推移し、1.0〜0.4セント安。

 上海ゴムは軒並み安。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、
前営業日比40元安の1万4050元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。