大豆週間展望=シカゴ大豆は輸出低迷が上値圧迫要因

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
          [5月6日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            4月30日 〜5月2日
<東京一般>     始 値      高 値   安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000      64,000    64,000    64,000     0
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<シカゴ>1日終値  前週末比   |<主要統計データ> (4月25日まで)
      24/5 1155.75  - 3.75   |輸出検証高:25万0,332トン
      24/7 1170.25  - 7.00   |輸出成約高:2日に発表予定
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 155.25円  前週末比 0.73円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆はドルの高止まりと、24/25年度の需給緩和見通
しが弱材料。期近7月限は、1200セントを上値抵抗にしての往来かとした。
 【シカゴ大豆期近7月限は1180セントが抵抗線となり低迷か】
 シカゴ大豆7月限は、4月末に大きく値を崩した後は持ち直しているが、1190セ
ント台で目先の上値を確認するなど頭の重さを窺わせる足取りが続いている。
 米産地での作付は前年、平年を上回るスピードで進行しており初期段階での生育懸念
は弱い。米産地では竜巻や雹など、荒天に見舞われているが大豆はまだ作付が開始され
たばかりの段階であり、荒天の影響が限られることも重石になっている。輸出が低迷し
ていることも上値抑制要因であり、1180セントが上値抵抗線として意識されるなか
での低迷場面が続きそう。ただし作付けの遅れなどで1180セント超えから一段高と
なると、買い戻しが活発化する可能性あり。
 10日に米農務省(USDA)から月齢受給報告の発表がある。5月は新穀の24/
25年度の第1回目の需給報告のため、注目度が高く、8日あたりから思惑が働きそう
だ。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。

<当面の予定(イベント・経済統計)>
6日 ●振替休日、英国(アーリー・メイ・バンク・ホリデー)
    中国サービス業購買担当者景況指数 2024年4月(財新)
    ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2024年4月確報
    ユーロ圏生産者物価指数 2024年3月
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    作付け進度報告(USDA)
    土壌水分報告(USDA)
 7日 豪準備銀行キャッシュレートターゲット公表
    独貿易収支 2024年3月
    独製造業受注 2024年3月
    ユーロ圏小売売上高 2024年3月
 8日 ●仏(第二次世界大戦戦勝記念日)
    独鉱工業生産指数 2024年3月
    米卸売在庫 2024年3月確報値
 9日 ●仏、スイス(キリスト昇天祭)
    中国貿易収支 2024年4月
    英中銀政策金利公表
    米新規失業保険申請件数
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
10日 全世帯家計調査・消費支出 2024年3月
    国際収支(経常収支) 2024年3月
    英国内総生産 速報値 2024年1-3月期
    英鉱工業生産指数 2024年3月
    米消費者信頼感指数 2024年5月速報値(ミシガン大)
    米財政収支 2024年4月
       世界穀物・需給報告(USDA)
      米国産穀物・需給報告(USDA)
    建玉明細報告(CFTC)
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