NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   967.0      992.8       961.1       988.4    + 23.5
         (24/10)   978.4     1003.1       972.5       998.9    + 22.7
 パラジウム  (24/ 6)   985.50     991.50      972.00      979.70   -  3.50
         (24/ 9)   995.50     995.50      982.50      988.00   -  3.60
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          34,312         22,636        79,651       (-    305)
 パラジウム          4,745          4,918        25,268       (-    396)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,884.26  +  31.99
     前日  153.87/89   1.0769/71   ・ナスダック         16,332.55  -  16.70
     本日  154.68/70   1.0755/57   ・10年米国債利回り      4.46  -   0.03
・NY原油  (24/ 6)   78.38 - 0.10  ・SPDR保有金残高    832.19  +   1.72
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは反落。前日比は、プラ
チナが20.3〜24.3ドル高、中心限月の7月限が23.5ドル高、パラジウムが
4.70〜3.50ドル安、中心限月の6月限は3.50ドル安。
 プラチナ7月限は反発。時間外取引では、買い戻し主導で上昇したが、ドル安一服を
受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、手じまい売りなどが出て軟調となった。日
中取引では、ドル安を受けて買い戻し主導で上昇した。
 パラジウム6月限はドル安一服に上値を抑えられた。
 プラチナ7月限は時間外取引を961.1〜973.2ドルのレンジで推移し、前日
比0.9ドル安の964.0ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、買い戻し主導で
上昇したが、ドル安一服を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、手じまい売りな
どが出て軟調となった。
 日中取引では、ドル安を受けて押し目を買われると、買い戻し主導で急伸した。時間
外取引の高値を突破し、4月15日以来の高値992.8ドルを付けた。その後は、ド
ル安一服を受け、もみ合いとなった。
 ドル安を受けて買い戻し主導で上昇した。ただミネアポリス地区連銀総裁のタカ派の
見方を示しており、買い戻し一巡後の上値は限られた。
 パラジウム6月限は、時間外取引を972.00〜991.50ドルのレンジで推移
し、前日比1.20ドル安の982.00ドルとなった。6月限は高寄りしたのち、ド
ル安一服を受けて戻りを売られた。欧州時間に入ると、売り圧力が強まった。
 日中取引は、ドル安を受けて押し目を買われ、989.00ドルまで上昇した。その
後は、ドル安一服を受けて軟調となり、973.50ドルまで下落した。
 6日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの20万0799オ
ンス、パラジウムは同変わらずの5万1464オンス。
今日の材料
・3月のユーロ圏小売売上高は、季節調整済みで前月比0.8%増となった。EU全体
では1.2%増。
・グテレス国連事務総長は、イスラエル政府とイスラム組織ハマスに対し停戦合意に向
けて尽力するよう求めた。
・米バイデン政権がイスラエルに対する一部の兵器の輸送を少なくとも2週間止めてい
ることが、関係筋4人の話で分かった。うち2人は、イスラエルに対する明白な政治的
メッセージと述べている。
・世界の主要金融機関が加盟する国際金融協会(IIF)が発表した第1四半期報告書
によると、世界の債務総額は315兆ドルと過去最高を記録した。
・イングランド銀行(英中央銀行)の金融行政委員会(FPC)外部委員に指名されて
いるジョナサン・ホール氏は、金融機関は市場の不安定化をあおって利益を得ようとす
る人工知能(AI)が開発したトレーディング戦略の利用を避けなければならないと述
べた。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は、ユーロ圏経済の大
幅な構造変化により、今後数年にわたりインフレ上昇圧力がかかる可能性があるとし
た。その上で、ECBはそれでも物価上昇の加速を容認すべきではないとの見解を示し
た。
・米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は、おそらく年内は金利は据え置かれると
の見方を示した。堅調な住宅市場が一部要因となりインフレ低下が停滞していることを
踏まえると、連邦準備理事会(FRB)は金利を「長期」にわたり現行水準にとどめる
必要があると述べた。
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