株価指数先物【昼】 後場は短期的なロングに向かわせる場面も

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比190円高の3万8400円(+0.49%)前後で推移。寄り付きは3万8350円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8425円)に届かなかったものの、買い先行で始まった。その後はショートの動きが強まり、現物の寄り付き直後に下げに転じ、一時3万8110円まで売られる場面も見られた。ただし、売り一巡後は早い段階でショートカバーが入り、3万8250円~3万8300円辺りでの保ち合いを継続。終盤にかけてレンジを上放れ、3万8400円を回復した。

 英半導体設計大手のアーム・ホールディングスが決算を受けて時間外取引で9%近く下落したことから、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]のほか、東京エレクトロン <8035> [東証P]が売られたことが、ショートを誘う形になったようだ。ただし、下へのバイアスは強まらず、早い段階でカバーに向かわせていた。後場も膠着感の強い状況となろうが、75日移動平均線を上回っての推移から、節目の3万8500円辺りを意識した短期的なロングに向かわせる場面もありそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。200日線が抵抗線として意識されるなか、ソフトバンクグループなどの下げが日経平均型の重荷となった。NTショートが入りやすいものの、SQ前では積極的なスプレッド狙いの動きは限られよう。

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