【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナはニューヨーク高を受け て買い優勢で始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の上昇を受けて堅調と なった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが14〜31円高、プラチナミニが 28.0円安〜27.5円高、プラチナスポットが38円高、パラジウムが出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが8188枚、プラチナミニが814枚、 プラチナスポットが3191枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米新規失業保険申請件数が約8カ月 ぶりの高水準となり、ドル安に振れた。ただ米金融当局者のタカ派発言が続いているこ とが上値を抑える要因である。サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は、金利は足元で 景気を抑制しているが、インフレを米金融当局の目標に戻すには「もっと時間がかか る」かもしれないとの考えを示した。上海プラチナの出来高がさらに減少しており、プ ラチナはレンジ上限となる1000ドルを突破できなければ戻りを売られる可能性があ る。 プラチナ先限は4934円まで上昇した。ニューヨーク高や円高一服が支援要因にな った。円相場は1ドル=155円台前半で円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の980.00ドルから、金堅調につれ 高となった。 午前11時現在、プラチナは986.73ドル、パラジウムが972.50ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが981.83ドル、パラジウムが956.31 ドル。 MINKABU PRESS
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