ゴム市況=まちまち、上海ゴムが上げ幅を縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                RSS3                      TSR20
   2024/05     2024/10     2025/04        2024/06         2025/05
 320.3 + 2.6 322.0 - 0.5 309.0   0.0     264.0 + 3.0     266.0 + 3.0
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    上海ゴム  9月限   14,635  + 65    (午後3時10分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は、まちまち。寄り付きは、上海夜間高や円安を好感し、地合いを引
き締めた。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムがしっかりと推移したうえ、ドル・円が
155円台後半に円安に振れたことから、一段高となった。だが、終盤は上海ゴムが上
げ幅を縮小したことや直近の上昇に対する調整の動きから売りが優勢となり、一部限月
はマイナスサイドに沈んだ。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比1.3円安〜10.0円高。活発限月の10月限
は、同0.5円安の322.0円、期先25年4月限は、同変わらずの309.0円、
総出来高は1924枚。TSR20は全限が同3.0円高。
【タイオファーは上昇】
 今日のタイオファー価格(FOB)はしっかりとなっている。タイ南部の天然ゴム主
要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は前日比同0.0.84バーツ高の86.
08バーツが提示され、4月26日以来の高水準となった。
 今年秋の産地は、ラニーニャ現象から生産が落ちるとの思惑が広がり、このところの
タイオファーは水準を引き上げている。ただ、材料としてはまだ数カ月先の話であり、
材料自体の新鮮味がなくなれば、再び軟化する可能性がありそうだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は7月限のみ約定し、2.0セント高。TSR20
は地合い緩め、1.4〜0.9セント安で推移している。

 上海ゴムは、続伸。中心限月の9月限は、夜間取引では買いが優勢となり、前営業日
比120元高の1万4690元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、午前中は高値
圏でのもみ合いとなってが、午後になると、ジリジリと上げ幅を削った。

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