ゴム午前=堅調、上海ゴム上げ幅拡大や株高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、堅調。寄り付きでは、上海夜間が小幅高となったことや、産地の
天候不安を背景に買いが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが上げ幅を拡大
したことや株高を好感し、買い優勢で推移している。TSR20は出来ず。

 午前11時48分現在のRSS3号は前営業日比0.8〜5.8円高。活発限月の
10月限は同5.8円高の327.8円、期先4月限は出来ず、推定出来高は768
枚(前日夜間取引含む)。

【10月限は330円台一時乗せる】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、上海高や株高などを好感し、買いが先行してい
る。活発限月の10月限は、一時330.6円まで上昇し、17日に続き、330円台
に乗せる場面があった。ただ、同水準では、戻り売りを浴び、327円台に押し戻され
ている。
 17日も同様の展開だった。330円超では戻り売りが圧力が強いようだ。直近のゴ
ム相場の上昇は、産地の天候不安を背景としている。現在、東南アジアでは、ベトナム
で異常気象からコーヒーの生産に障害が出るなど、例年より気温が上昇している。た
だ、現時点では天然ゴム生産に大きな影響は出ていないとみられる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号が6月限のみ約定し、0.2セント高。TSR20
は総じて買いが優勢となり、同0.1セント安〜2.1セント高で推移している。

 上海ゴムはしっかり。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営
業日比85元高の1万4770元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。