［本日の見通し］石油＝下落も、ＥＩＡ週報は強気な内容

　日中取引開始後、原油の２０２４年１０月限は軟調。夜間取引の安値水準で推移して
いる。
　米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した週報で、ガソリン需要の４週間移動平均は
日量８９０万１０００バレルまで増加した。弱含んでいたガソリン需要は鮮明に上向い
ており、前年の水準へと接近している。米ドライブシーズンの本格化を期待させる推移
であり、米株式市場の堅調な値動きが続いていることからすると、資産効果もあって
人々は活発に移動し石油を旺盛に消費しそうだ。米政策金利の長期化観測が重しとなっ
ているものの、重視すべきは足元の需給動向だと思われる。
　時間外取引でニューヨーク原油７月限は前日比０．３７ドル安の７７．２０ドルで推
移。本日これまでのレンジは７７．０９〜７７．３０ドルで推移。
　原油１０月限の予想レンジは７万６１００円から７万７１００円、ガソリン先限は８
万２５００円から８万３５００円、灯油先限は８万１０００円から８万２０００円。
MINKABU PRESS

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