【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け て売り優勢で始まった。その後は、円安となったが、ドル建て現物相場の軟調が圧迫要 因になった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが114〜75円安、プラチナミニが 103.5〜47.5円安、プラチナスポットが91円安、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1万2877枚、プラチナミニが839 枚、プラチナスポットが3115枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。米中古住宅販売戸数が予想外 に減少したことを受けて金が軟調となった。価格上昇などが背景にある。また米連邦公 開市場委員会(FOMC)議事要旨で、ディスインフレには予想よりも時間がかかると の見方が示されると、ドル高に振れた。 フランスのルメール経済・財務相は、主要7カ国(G7)は電気自動車(EV)用バ ッテリーなど主要産業における中国の過剰生産能力に対抗するため、団結する必要があ ると述べた。これまで米国はEV、半導体、医療用製品など中国からの輸入品に対する 関税を大幅に引き上げると発表しており、西側諸国と中国の対立の行方を確認したい。 プラチナ先限は5174円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になった。円相 場は1ドル=156円台後半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1039.50ドルから、手じまい売 りなどが出て軟調となった。 午前11時現在、プラチナは1033.30ドル、パラジウムが987.31ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1051.42ドル、パラジウムが 1021.91ドル。 MINKABU PRESS
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