ゴム市況＝続伸、１０月限は終値ベースで３３０円を上抜く

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　 ＲＳＳ３　　　　　   　          　  ＴＳＲ２０
   2024/05　　    2024/10　  　  2025/04       　 2024/06         2025/05
　329.0　+ 2.7　 331.3　+ 3.4　 332.9  +12.9     275.0　+ 8.0    277.0  + 8.0
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 　　　上海ゴム　　9月限  　15,050　　+ 　125　　　　（午後３時10分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は、続伸。寄り付きは、上海夜間高を受けて、買いがやや先行した。
中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが一段高となったことやシンガポールゴムの上昇を
受けて、上げ幅を拡大する限月が目立った。ただ、終盤は上海ゴムの上値が重くなった
ことから、今日の高値圏からは放れた。活発限月の１０月限は、終値ベースで３３０円
を上抜いた。ＴＳＲ２０は出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比２．７〜１２．９円高。活発限月の１０月限は、
同３．４円高の３３１．３円、期先２５年４月限は、同１２．９円高の３３２．９円、
総出来高は１４９５枚。ＴＳＲ２０は全限が同８．０円高。
【タイオファーは続落】
　今日のタイオファー価格（ＦＯＢ）は昨日に続き水準を引き下げている。タイ南部の
天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は前日比同０．７６バーツ安の
８６．２１バーツが提示されている。
　タイオファーは、今月８日に８３．５４バーツまで下落後、東南アジアの高温を受け
て、上昇傾向が続いていたが、戻りが鈍くなってきた。産地の天候不順は続いている
が、現時点では、天然ゴムの供給に大きな影響は出ていない。天候不順が収束するよう
なら、一段とオファー価格が低下する可能性がある。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲ２０は買い先行し、１．８〜
２．８ント高で推移している。
　上海ゴムは、軒並み高。中心限月の１０月限は、夜間取引から買いが優勢となり、
前営業日比７５元高の１万５０００元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、一段高
となり、中盤には１万５２００元まで水準を引き上げた。ただ、終盤は上げ幅を縮小し
ている。

MINKABU PRESS

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