金・銀市況=金は続落、堅調な米経済指標が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,789   -118    11,839   -88  : 2,338.89   -23.08
銀          154.0    0.0     153.0  +1.0  : 3,050.00   +17.00
プラチナ     5,150      0     5,161   +11  : 1,022.80    -1.70
パラジウム   5,100      0     5,100     0  :   976.30   -11.19
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    157.01   +0.39  ユーロ・ドル相場   1.0814  -0.0008
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【市況】
 金は続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、円安やドル建て現
物相場の押し目を買われたことが下支えになった。午後に入ると、戻りを売られたが、
ドル建て現物相場の押し目を買われたことから下げ一服となった。銀は10月限と4月
限に押し目買いが入ったが、2月限が下落し、まちまちとなった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが118〜86円安、ゴールドスポットが101円
安、銀が4.7円安〜1.0円高。
 推定出来高は、金が4万8066枚、金ミニが9030枚、ゴールドスポットが1万
4218枚、銀が8枚。
【金は米FRBの利下げ観測後退が圧迫も安値拾いの買い】
 金先限は1万1775円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になった。円相場
は1ドル=157円台前半の円安に振れた。銀先限は155.0円まで上昇した。
 金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要因になった。米消費者物
価指数(CPI)の伸びが鈍化し、市場で利下げ期待が高まったが、タカ派の米連邦公
開市場委員会(FOMC)議事録や堅調な米経済指標を受けて利下げ観測が後退した。
CMEのフェドウォッチでは、米FRBの年1回の利下げの確率が上昇した。ただ中国
が台湾を包囲し、軍事演習を行っており、アジア市場では安値拾いの買いが入った。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、堅調な米経済指標を受けて
売り優勢となった。アジア市場では、朝方の2330.89ドルから、ドル高一服を受
けて押し目を買われ、2334ドル台まで上昇したが、戻りは売られた。午後に入る
と、2325ドル台で押し目を買われ、2338ドル台まで上昇した。
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