●論点解説原油、OPECプラス政策ミスの余波=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油相場の値下がりが続いている。短期需給環境・見通しに大きな変化は生じていな
いが、石油輸出国機構(OPEC)プラス会合のネガティブ評価が優勢になっている。
OPECプラスとしては長期の減産コミットを示すことで市場を安定化させる狙いがあ
ったのだろうが、マーケットでは10月以降に段階的に減産規模を縮小する方針を示し
たことの方が材料視されている。OPECプラスとしては2025年末に向けての減産
計画の詳細など発表する必要はなかったはずだが、先読みが難しい状況で今後1年半も
の生産計画を発表してしまったことが、自らの政策調整余地を限定してしまったと評価
されている。7〜9月期にかけては現行の減産体制が維持されるため、その先について
は需要動向をみてから政策方針を発表すれば十分だったはずだが、過剰な情報発信をお
こなった政策判断ミスが原油安に直結している。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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