LME市況=アルミ・ニッケルは続落、銅は大幅下落の後の修正から大幅反発

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物         3カ月物
    アルミ        2,509.56  -  11.05     2,572.00  -   6.00
    アルミ合金      2,200.00      0.00     2,200.00      0.00
     銅         9,765.86  + 127.44     9,899.00  + 136.50
    ニッケル      17,645.94  - 144.46    17,891.00  - 140.00
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 アルミ3カ月物は小幅続落。前週末の軟調地合いを引き継ぎ2576ドルで小安く取
引を開始した後も下値を探る足取りを展開。2550.50ドルまで値を落としたとこ
ろで買い戻された後、2586.50ドルの高値を付けたが、米利下げ着手期待が後退
するなか戻り待ちの売りを浴びて再び軟化。2560ドルを割り込むと買い戻される底
堅さを見せたが、プラスサイド回復に足らずに引けを迎えた。
 銅3カ月物は大幅反発。大きく下落した前週末の流れを引き継ぎ9745ドルで小安
く取引を開始。その後は9790ドルを上値抵抗線とする安もみが続いたが、アジアの
時間帯終盤以降は売り警戒感から買い戻す動きが広がり9800ドル台に浮上。欧州株
安や米利下げ着手期待の後退が重石となって値を落とす動きも見られたが、終盤に買い
進まれて9913ドルの高値まで上昇。高値を離れたものの、3ケタの上げ幅を維持し
て引けを迎えた。

 ニッケル3カ月物は続落。大きく値を落とした後の反動から買いが先行して
1万8100ドルと小高く取引を開始。その後、1万8170ドルまで値を上げたとこ
ろで戻り売りが待ち受け、軟化。その後は時折、大きく値を切り上げたところで売りを
浴びながらも堅調に推移した。しかし軟調な欧州株や、米利下げ着手期待の後退が重石
となって後半に軟化に転じ1万7860ドルの安値を記録。安値からの戻りは鈍く、3
ケタの下げ幅を記録して終えた。
今日の材料
・10日のアジア太平洋株式市場は多くの市場が休場。
・ソウル株式市場は反落。前日比21.50ポイント安の2701.17。
・欧州株は下落。欧州議会選挙で極右や右派が伸長し、フランスのマクロン大統領が
 下院の解散総選挙を発表したことから欧州の政局の先行き不透明感が広がり、リス
 ク回避の売り注文が優勢。
・ドルは堅調。ドル円は1ドル=157円を挟んで推移。ユーロドルは1ユーロ=1.0730
 ドルまで下落し、5月9日以来の安値をつけた。安値を離れたが軟調に引けた。
・米国株は上昇。ニューヨークダウは69.05ドル高で小反発。ナスダック指数は59.40
 ポイント高。
・ニューヨーク貴金属はパラジウムを除き反発。ニューヨーク原油は大幅高。
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