シカゴコーン市況=概ね反発、急落後の修正と強気な輸出受け期近は買い優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2024/07    448.75      452.75      447.75      451.75      + 3.00
   2024/09    454.75      458.00      454.25      456.25      + 1.50
   2024/12    467.00      470.50      466.75      468.25      + 1.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       498,586         431,954        1,632,284 (- 22,610)

注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出検証高(6月6日までの週)
 コーン:133万9849トン(前週改定値:141万6488トン)
 小 麦: 35万2202トン(前週改定値: 42万7276トン)
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*米農務省発表の週間コーン作付け進度報告(6月9日までの週)
 コーン:作付け:95%(前週91%、前年98%、平年95%)
     発 芽:85%(前週74%、前年91%、平年84%)
     「良」以上:74%(前週75%、前年61%)
     「劣」以下: 5%(前週 4%、前年 8%)
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*米気象庁発表の6−10日予報(6月16日−6月20日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年を上回る。
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 コーンは概ね反発。終値の前日比は変わらず〜3.00セント高。中心限月の7月限
は3.00セント高の451.75セント。

 前週末の下落の後の修正が入ったうえ、USDA週間輸出検証高が前週に続いて
100万トンを上回る強気な内容だったことが買いを支援した。ただ、米産地の順調な
生育見通しが重石となり上げ幅は限られた。7月限は終値ベースで450セント台を回
復。
 シカゴコーン7月限は前週末の終値と同値の448.75セントで取引を開始した後
に浮上し450セント台を回復。アジアから欧州の時間帯は、一時的に450セントを
割り込む動きが見られながらもすぐに買い戻されて450セント台を回復する底堅い足
取りとなった。シカゴの時間帯を迎えると447.75セントの安値まで大きく値を落
としながらも押し目買いが入って浮上。終盤には452.75セントの高値に達した
後、この日の高値付近を保って引けを迎えた。
 米農務省(USDA)が発表した6月6日までの週のコーン週間輸出検証高は133
万9849トンで前週改定値の141万6488トンを下回ったものの、引き続き高水
準となった。今年度の累計は3912万3347トンで前年同期の3110万3754
トンを約26%上回っている。
 USDAによると6月9日時点のコーン作付進捗率は95%で前年の98%には届か
なかったが平年の95%と同率で終了が近い様子を示した。これまで作付遅れが目立っ
ていたイリノイ州、インディアナ州、アイオワ州、ミズーリ州、ネブラスカ州での作付
率も平年並〜平年以上を記録。一方、同日時点の発芽率は85%で前年の91%は下回
ったが、平年の84%を上回った。
 作柄は良以上が74%で前週から1%低下したが、引き続き豊作の目安となる70%
を上回った。
・12日の米農務省米国コーン生産量見通しの事前予想は以下の通り(単位億Bu、
海外主要通信社調べ)。
       予想平均        予想レンジ         前 年
24/25 148.45  147.14−148.6 153.42
 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。

 コーンベルトでは降雨は無いものの気温が低下しており、コーンベルト東部の一部地
域では10日の最高気温は21℃以下に留まっている。平年以下の気温にもかかわらず
降雨の発生がないなか、農作地の状況が許す限り作付が進行している。
 今後5日間は多くの地域でまとまった雨量を伴う降雨が発生することはないだろう。
ただ、プレーンズ、中西部では時おり降雨または雷雨となる可能性がある。一方、次第
に熱波が広がっていく見通しでプレーンズ中部以南では13日までに最高気温が38℃
前後に達する見込み。6日間予報については6月15〜19日にかけてほぼ全土で気温
は平年を上回るもよう。一方の雨量は五大湖周辺北部などで平年並〜平年を上回るが、
プレーンズ南部などでは平年以下〜平年並にとどまる見込み。

 シカゴ小麦は続落。ロシアからの供給不安を手掛かりにした急伸後の修正が続くなか
大きく下落し5月3日以来の水準となる606.25セントまで軟化。5月1日から
5月28日にかけて記録した100セント超の上げ幅を5月下旬からこの日の取引にか
けて概ね相殺した。ロシアの供給不足が警戒されながらも期待に反して米国の小麦輸出
が伸び悩んだことが転売を促す一因になった。7月限は前日比20セント安の607.
50セントで終了。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り
 プレーンズではテキサス州の一部地域、モンタナ州、ダコタ州で散発的な降雨が発
生。一方、プレーンズ中部では降雨は発生せず。ここ最近の降雨は乾燥が続いていた
地域では恵みの雨となった。ただ、冬小麦にとってこれらの雨が恵みの雨になるには遅
すぎた。

 米国南部ではメキシコ湾岸地域では高温高湿となる一方、北側の地域では気温が低
下。高温と低温の境目となる地域では散発的な降雨が発生。一方乾燥が続いていたフロ
リダ半島では高温乾燥から雨季に転じつつある。

今日の材料
・コーンベルトでは降雨は無いものの気温が低下。
・今後5日間プレーンズ、中西部では時おり降雨または雷雨となる可能性がある。
・プレーンズ中部以南では13日までに最高気温が38℃前後に達する見込み。
・6月6日までの週のコーン週間輸出検証高は133万9849トンで前週改定値の
 141万6488トンを下回る。
・6月9日時点のコーン作付進捗率は95%で前年の98%には届かなかったが平年の
 95%と同率で終了が近い様子を示す。
・6月9日時点のコーン発芽率は85%で前年の91%は下回ったが、平年の84%
 を上回る。

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