前週は2300ドル台前半で売買が交錯する展開になった。5月米消費者物価指数、 米連邦公開市場委員会(FOMC)と二つの大きなイベントを消化したが、結果的には 方向性を打ち出せていない。5月消費者物価指数がディスインフレ傾向を示したことは ポジティブ、FOMCで当局者の年内利下げ見通しが従来の3回から1回に修正された ことはネガティブ。結果的に明確な方向性を打ち出せていない。 今週は下値を固めつつ、反発を探る展開になろう。米金融政策環境の評価は揺れ動い ているが、ディスインフレの進展と労働市場の減速は間違いなく、利下げに向かってい る。米長短金利は明確にピークアウトしている。今週は5月米小売売上高などがイベン トリスクになるが、米金融政策要因では崩れない。一方、現物市場からのサポートは維 持されており、2300ドルを下値サポートラインとして確認しつつ、2300ドル台 後半を打診しよう。欧州政治リスクの増幅がみられると、投機買いが膨らみやすくな る。 予想レンジは2300〜2400ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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