シカゴコーン市況=期近から期中は続落、米産地の天候リスク後退などで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2024/07    420.00      421.25      413.50      413.75      - 6.25
   2024/09    425.50      427.50      422.25      422.50      - 3.00
   2024/12    436.75      438.00      433.00      433.75      - 2.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       680,591        649,938        1,517,746 (-  1,277)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(6月20日までの週)
 コーン:68万1500トン(事前予想レンジ:50万〜120万トン)
 小 麦:66万7200トン(事前予想レンジ:15万〜 50万トン)
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*米気象庁発表の6−10日予報(7月3日−7月7日)
 コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 コーンは期近から期中は続落。終値の前日比は6.25セント安〜3.00セント
高。中心限月の12月限は2.75セント安の433.75セント。

 米産地で気温が低下する一方、土壌水分が過剰な地域では土壌水分の乾燥が促される
天気が広がると同時に一部産地では恵みの雨となるなど、生育に適した天気が広がり
天候リスク懸念が後退するなか売り優勢となった。好調な輸出を受けた小麦高に対する
反応は乏しく、米農務省(USDA)四半期在庫報告や作付面積報告の発表を前に玉整
理の動きが広がったことも一因となり期近〜期中限月は売り優勢で運ばれた。

 12月限は436.75セントで取引を開始した後値位置を切り下げた。米農務省
(USDA)四半期在庫報告、及び作付面積報告を前にして玉整理基調が強まるなか、
433〜438セントの限られたレンジ内での高下となったが、次第に上値が重くなり
安値圏で低迷したまま引けを迎えた。

 米農務省(USDA)発表の6月20日までのコーン週間純輸出成約高は68万
1500トンで前週の60万5000トンを上回ったが、伸び悩んだ。今年度の累計純
輸出成約高は5283万5900トンで前年同期の3864万8000トンを約38%
上回っている。

 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは、ここ最近の熱波の後に寒冷前線が到来し気温が低下。一方、これ
まで降雨が続き土壌水分が過剰となっていたコーンベルト北西部では降雨の発生はなく
生育に望ましい天気となっている。その一方でオハイオバレーでのこの24時間の雨量
は干ばつの緩和を促している。

 現在、強い寒冷前線が東部地域を通過しており、これによりここ最近の熱波が終了す
ると同時に、大西洋沿岸中部や南東部で必要とされている降雨をもたらしている。一
方、カナダとの国境付近に広がる低気圧は寒冷前線と影響し合っている影響で、28日
にはプレーンズで、中西部では29日に広い範囲で降雨または局地的な雷雨が発生する
だろう。これによりコーンベルト西部では50ミリ程度の雨量を伴う降雨が見込まれる
が、これは同地にとっては好ましくない状況となる。6〜10日間予報に関しては
7月2〜6日にかけてプレーンズ全域、及び中西部では気温が平年を上回るだろう。
 シカゴ小麦は大幅高。米農務省(USDA)発表の週間純輸出高の強気な内容が好感
された。また、前月までの下落で下げ一巡感が強まるなか、買い戻す動きが広がったこ
とも値位置を切り上げる要因となった。12月限は前営業日比18.50セント高の
601.50セントと600セント台を回復して終了。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 プレーンズでは広い範囲で散発的な雨または雷雨が発生。一方の気温は平年を上回っ
ている。プレーンズ北部では土壌水分の乾燥が進んでいるが、プレーンズ南部では局地
的な降雨が発生し乾燥が和らいでいる。
 米国南部ではメキシコ湾岸地域で局地的な降雨が発生。また南東部の内陸部では寒冷
前線の影響で降雨が発生している。ヴァージニア州からフロリダ州北部ではここ最近の
熱波の影響で急速に土壌水分の乾燥が進んでいるが、その一方でメキシコ湾岸西部では
晴天のもと、農作業が進行中。
今日の材料
・コーンベルトではここ最近の熱波の後に寒冷前線が到来し気温が低下。
・これまで降雨が続き土壌水分が過剰となっていたコーンベルト北西部では降雨の
 発生はなく生育に望ましい天気に。
・中西部では29日に広い範囲で降雨または局地的な雷雨が発生する見通し。
・6月20日までのコーン週間純輸出成約高は68万1500トンで前週の60万
 5000トンを上回るも伸び悩む。

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