プラチナ市況=プラチナは続落、金軟調につれ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/08          2025/06    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         12,013    -24    12,057    -9  : 2,324.27    -2.51
銀          151.0    0.0     153.1  +1.1  : 2,912.00    -2.00
プラチナ     5,113    -43     5,150   -25  :   992.60    +0.10
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   981.71   +36.16
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    160.95   +0.01  ユーロ・ドル相場   1.0768  +0.0076
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナは金軟調を受けて売り優
勢で始まったのち、ドル建て現物相場の下落や円安一服を受けて軟調となった。午後に
入ると、金の戻りを売られたことを受けて下げ幅を拡大した。パラジウムの商いは成立
しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが53〜25円安、プラチナスポットが52
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万2596枚、プラチナミニが1176枚、プラチナス
ポットが5312枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは金軟調で戻りを売られる】
 プラチナ先限は5119円まで下落した。金軟調や米国債の利回り上昇が圧迫要因に
なった。円相場は1ドル=161円台前半まで円安に振れた。
 プラチナは金軟調や米国債の利回り上昇が圧迫要因になった。5月の米個人消費支出
(PCE)価格指数は予想通りに伸びが鈍化したが、米連邦準備理事会(FRB)の利
下げ時期は不透明である。一方、6月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)
は、国家統計局発表の指数が2カ月連続で節目となる50を下回った。財新発表の指数
は51.8と2021年5月以来の高水準となった。ただ今後1年の景況感は、競争激
化への懸念と経済見通しへの不安から2019年11月以来の低水準を記録し、先行き
懸念が残っている。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の995.81ドルから、戻りを売られ
て軟調となった。午後に入ると、金の戻りを売られたことから下げ幅を拡大した。
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